『ラモ―氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』を読書中。作者は百科全書派で知られるダランベールで、18世紀後半に書かれたものだ。
当時の音楽、すなわち古典派音楽で使われる理論、例えば和声法などを、初心者でもわかりやすく解説した本である。現在出版されている音楽理論書を読むために必要な基礎知識を、わかりやすく論理的に説明していている。現代の理論書では当然の如く説明されている事項も、ちゃんと解説されているので、それらを読む前にこの本を読んでおくと、理解が容易になるのではないだろうか。筆者もこの本を初めに読んでおけば良かったと少々後悔している。
