DJ shiki_game 's propaganda

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2019年8月16日(金)

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アカデミックな語彙の難しさと、色んな場面で使用可能だが、そこまで登場頻度の少ない語彙の難しさは、質を異にする。

 前者は論文、後者は一般書籍を読む際のひとつの壁だ。後者は日本語で言えば、漢検準1級レベルの語彙と言えばいいだろうか。日常会話ではあまり使わないが、本や雑誌では頻出だったりするので、ぜひ身につけたいところ。しかし、速単上級編レベルの単語集でも対応しきれないのが悩みのタネだ。一般的な単語集は、頻出の単語を優先的に載せている。それゆえ、難しい単語集といえども、洋書に出てくる単語の全てをカバーできるわけではない。単語集にない単語は、個別に調べる必要がある。アカデミックな語彙は、特定の分野に関する論文・学術書では頻出であるので、自分の専門分野に関するものはぜひ身につけたいものだ。しかし、日常会話はもちろんのこと、他の分野に関して応用が効きにくいのが難点。さらには、単語集はおろか辞書にすら載っていない場合も少なくない。学習には分野をしぼって、その分野に関する論文や学術書を読むのがいいと思われるが、一般的な洋書よりも、学術書は入手に関してハードルが高い。論文は無料でネットに転がっていることもあるので、それを利用するのが主な学習法になるか。最大のポイントは、論文だけ読んでいても、一般書籍に登場する難単語は身につきにくいし、逆に一般書籍だけ読んでいても、アカデミックな語彙を獲得するのは難しいという点だ。どちらのほうが難しいか、と一概に言えないのはこの点に集約される。