DJ shiki_game 's propaganda

音楽について広く扱うブログ

2019年1月30日(水)

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今日はもう講義もなかったが、図書館に本を返すのと同時にレポート作成をしに大学へ向かった。講義がないため、戸山キャンパスは人が少なく、図書館も同様に非常に空いていた。春休み中の学習場所にはうってつけだと思う。

 

一方中央図書館のほうは、いつもとあまり変わらない混み具合であった。春休み期間中は空いているといいのだが。

 

アニメーション文化論のレポートは、8割方完成したと言っていい。最低文字数も突破し、図版を貼ればOKなのだが、いかんせん文章表現があまりよくない箇所が多いように見える。修正作業が予想より長引きそうだ。

 

現在、F・B・ド・コンディヤックの『論理学』(山口裕之訳、2016、講談社学術文庫)を読んでいるのだが、なるほどと思わせる記述が満載で、読んでて非常に面白い。いくつか紹介する。

人は、無知であればあるほど判断したい欲望を抑えきれないものである。そして、何も観察しないうちにすべてを知っていると信じ込む。(p.66) 

 こういうタイプの人間は、ネット上で散見される。ネットで言うところの「嫌われるタイプのにわか」がこれに該当するだろう。的外れな批評を、匿名掲示板で垂れ流すような輩だ。

区別することは重要だが、区別しすぎないことはもっと重要なのである。区別しすぎていないときには、区別すべきなのに区別していないものごとがあるかもしれないが、少なくとも区別できるものが残っている。区別しすぎたときには、すべてがごちゃ混ぜになってしまい、精神は区別する必要性の感じられない膨大な数のクラスの中で道に迷ってしまう。(p.63)

 これは音楽のジャンル分けによく当てはまる事項だと思う。あまりにもジャンルが細分化し過ぎていると感じる。はっきり言って区別する必要があるのか?というジャンルもしばしば存在する。「EDM」というくくりは乱暴で好きではないが、いっそこのくらい大雑把に区別するのもアリなのかもしれない。