早稲田大学、2020年度春学期の授業開始日程変更 4月20日以降に繰り下げ
新型コロナウィルス流行によるイベントの取りやめについては、本ブログで何度か記事を掲載した。今回は学業、しかも筆者の所属する大学に関するニュースである。
早稲田大学は、すでに卒業式や入学式を中止することを決定している。それに加えて、新学期の授業開始日を遅らせる決定が下された。2020年度春学期の授業開始日は4月6日の予定だったが、4月20日以降に繰り下げるとのこと。2週間授業開始が遅れるのである。また、新歓イベントや学生証裏面シール配布日程等に関しては、後日発表される。科目登録日程に関しては変更がないようなので、忘れないように注意したい。
授業開始が遅れると言っても、2週間しか遅れが出ないので、現状ではそこまで大きな影響はないだろう。ただ、新型コロナウィルスの流行が収まらなかったり悪化したりすれば、さらに遅れることになる。いずれにせよ、春学期は変則的な日程になるのは避けられないので、このことに留意して予定を組まなくてはいけない。
早稲田大学が授業開始を遅らせた原因には、日本政府が3月9日より中国・韓国からの入国制限を行う決定をしたことが大きいと思われる。3月9日以降は、中国および韓国から日本に入国した者に対して、2週間の隔離生活が要請される。早稲田大学は、留学生の数が国内でもトップクラスで、特に中国や韓国からの留学生が多い。通常の授業開始日では、隔離生活によって間に合わなくなる可能性もある。初回のオリエンテーションに欠席すると、その時点で単位不認定になる授業も少なくないので、それに配慮したということだろう。
