2019年3月18日（月）
早朝に「ロッケンロール」でおなじみの内田裕也が亡くなったとのニュースが飛び込んできた。妻で女優の樹木希林が亡くなってからわずか半年、まるで後を追うかのようだった。
津川雅彦もそうだったが、妻が亡くなった後、夫もあまり間をおかず亡くなる例は少なくない。内田裕也は樹木希林が亡くなる前から体調を崩しており、あまり長くはない感じはあった。だが、妻の死に大きなショックを受けていたのは事実なので、死が早まった原因の一つとして考えるのもそこまで突拍子もないことではない気がしている。内田裕也はその型破りな生き様で知られるが、樹木希林も、この夫にしてこの妻ありと言わんばかりの破天荒ぶりだった。二人の夫婦関係は非常に独特のものだったが、そこには確かに愛があったのだ。二人とも平成の末期に亡くなったが、二人の死はまさに平成の終わりを象徴する出来事のひとつだと言えるだろう。
もう一人、前述の二人ほどでないにしろ、有名だった人物が亡くなっていたことがわかった。「オリンピックおじさん」こと山田直稔氏だ。彼は派手な恰好で五輪の応援をすることで知られ、前回の東京五輪からリオデジャネイロ五輪まで冬期も含め15回もの五輪を観戦、日本人選手にエールを送った。享年92歳。昭和と平成を生き抜いた時代の生き証人が、また一人鬼籍に入った。2020年の東京五輪まであと少しの時期に亡くなってしまったのは、何とも言えない気持ちになる。この人の死も、時代の区切りを感じさせる出来事のひとつだろう。
TOHOシネマズが、久々の映画料金改定に踏み切った。一般料金が1900円になるなど、一部のサービス―例えば学割―などを除き、一律100円の値上げが、今年6月から適用される。先述のように学割は値段据え置きなので、学生にはあまり影響がない。映画館に足繁く通っているわけではないが、ありがたいことである。
